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Oracle Database入門

アンチOracle RDB派だけど、仕事なので仕方ない。。。

用語および基本事項

Oracleソフトウェアのインストール前提条件

ハードウェア要件
  • Oracle Database用ディレクトリ:6.4GB
  • /tmp:1GB
メモリ要件
使用可能な物理メモリ容量 スワップ領域
1GB 以上 2GB 未満 RAMサイズの1.5倍
2GB 以上 16GB 未満 RAMサイズと同じ
16GB 以上 16GB
その他要件
  • 適切なファイル形式であること
  • 十分なページング領域が使用可能


Oracleデータベースで使用する環境変数と役割

  • ORACLE_BASE
    • Optimal Flexible ArchitectureのOracleディレクトリ構成(複数Oracle データベース間での切替えを容易にする構成)のベース
    • 例)/u01/app/oracle
  • ORACLE_HOME
    • Oracleソフトウェアを含むディレクトリ
    • 例)/u01/app/oralce/product/12.1.0/dbhome_1
  • ORACLE_SID
  • LD_LIBRARY_PATH
    • 共有ライブラリローダーが実行時に共有オブジェクトライブラリを検出するために検索ディレクトリリストをコロン区切りで指定する
    • UNIXおよびLinuxでのみ使用する場合の環境変数


データベース管理ツール

  • Oracle Universal InstallerOUI
    • Oracleソフトウェアのインストールおよびオプション設定ができる
  • Database Configuration AssistantDBCA
    • テンプレートからデータベースを作成できる
  • Database Upgrade AssistantDBUA
    • 旧バージョンのデータベースから新しいOracleへアップグレードできる
  • Oracle Enterprise ManagerOEM
    • グラフィカルコンソール、各種アドバイザやユーティリティ等の包括的な統合システム
  • Data Pump
    • 1つのデータベースから別のデータベースへデータを高速転送できる
  • SQL*Loader
    • 外部ファイルからOracleデータベースへデータを高速転送できる


DBCAにて設定可能な項目
  • グローバル・データベース名
  • データベース・テンプレート
    • 汎用カスタム・データベーストランザクション処理データ・ウェアハウスの4つから選択
  • アーカイブの有効化
  • 初期化パラメータ


データベース名について

グローバル・データベース名は、「DB_NAME」(データベース名)と「DB_DOMAIN」(データベースドメイン)から構成され、「[DB_NAME].[DB_DOMAIN]」となる。
グローバル・データベース名は、ネットワーク内に同じ「DB_NAME」を持つデータベースが存在する場合に有用。
(例)orcl(DB_NAME) + sample.jp(DB_DOMAIN) = orcl.sample.jp

参考:
http://www.oracle.com/technetwork/jp/indexes/documentation/index.html



アーキテクチャ概要

インスタンスSGA(System Global Area:システムグローバル領域)と呼ばれるメモリ領域とバックグラウンドプロセスと呼ばれるプロセス群から構成される。

  • インスタンスの構成
    • SGA @メモリ
      • データベースバッファキャッシュ
      • REDOログバッファ
      • 共有プール
      • ラージプール
      • Javaプール
      • Streamsプール
    • バックグラウンドプロセス
      • PMON
      • SMON
      • DBWn
      • LGWR
      • CKPT
      • ARCn、等
    • データベース @ディスク(/oradata/
      • データファイル
      • REDOログファイル
      • 制御ファイル

RAC(Real Application Cluster)構成の場合は、1つのデータベースに対して複数インスタンスが対応する。